街の小さな移ろいに気付きたい

『還暦ライダー』の生存確認日記

夏見台の遺跡を巡る「夏見台」-「飛ノ台史跡公園博物館」

2022年9月4日(日)

船橋市夏見には縄文時代弥生時代の遺跡がたくさん発掘され、発掘された場所には公園が出来て説明用の案内板が立てられています。

また、この周辺には日本武尊の東征伝説もあり、夏見の丘で賊と戦ったという物語が伝わっています。この物語が船橋大神宮(意富比神社)建立の起源となっています。

その後、この辺りは伊勢神宮の荘園(夏見御厨と呼ばれていた)となり、室町時代まで栄えたとされています。

■北台次遺跡

■夏見大塚遺跡

■夏見6丁目公園

■夏見台遺跡

■夏見台近隣公園

■八栄北遺跡

案内板はもっとあるかもしれないけど、取りあえずこれくらいで...

■飛ノ台史跡公園博物館

飛ノ台貝塚の出土した土器などの発掘物が展示されています。夏見、高根木戸等の周辺の地区の遺跡も展示されています。船橋周辺が縄文時代からいかに栄えていたかがよく解ります。

入館料は一般110円、児童50円、市内在住小中学生は無料です。

写真を撮る場合は申請が必要です。

遺跡の分布地図です。夏見周辺の集落の大きさがよくわかります。

そうそう、「飯山満」に住んでいた時、ガスがプロパンガスだったんだ。地面を掘り起こすと遺跡が出土するからと説明を受けた。こんなに広範囲に遺跡があったんだね。

発掘された縄文期の土器です。上方向が広がった特徴的な形状をしています。

炉穴という調理法だそうです。縄文期前期までの使われていたそうです。初めて知りました。

教科書で学んだ竪穴式住居です。実際に入って体験できます。意外と快適そうでした。

男女を一緒に埋葬した遺跡だそうです。いっしょにしてあげたいという当時の人々の死者に対する思いが感じられます。

犬は猟犬、番犬、家族というように、今と同様の思いで飼われていたようです。貝殻で装飾をするなど葬り方に愛情が感じられます。

マスコットとして使われている「エビゾーくん」と「とってちゃん」のモデルです(海老ヶ作貝塚で発見されたそうです)。

●当時の生活の様子を人形で再現しています。

実物は人形が小さくて、人の表情がよく判りませんが、カメラで拡大して撮ると表情が豊かなのがよく判ります。(もっと、どアップでもよかった)

夏見台にもこんな世界があったのだろうか。

実際に現地を周って、出土品を体験できる。現代と古代の状況と追体験できる。歴史好きには楽しい施設です。

自転車往復:27km