2022年10月1日(土)
念願の「海老川十三橋」巡りをようやく実施します。
海老川の橋にオブジェが設置されていたのは知っていたのですが、それが十三橋に渡っていることを数年前に知りました。
今回、十三橋、全部回ってみたいと思います。
■出発
「Khodaabloom RAIL 20」が今日のお供です。
■01.船橋橋
テーマ「海へのロマン」
海老川十三橋の始まりです。
橋の欄干の柱に河童の親子の像が設置されています。
なぜ、「海へのロマン」で河童なんでしょう。河童は川の象徴だと思うんですけど。
川の象徴が海への憧れを持っているってことなんですかね。そういえば、河童が眺めている方向は海を向いています。
■02.八千代橋
テーマ「漁業・豊漁」
魚と波のモニュメントが設置されています。「碑文」を読むと昔の港の息遣いが感じられます。
ここから、アップで撮れば魚の跳ねてる状況が感じられてよかったのに...残念。
■03.海老川橋
テーマ「歴史・商業」
船橋の名の由来が描かれています。「古代の英雄が海老川を渡るのに難儀していたので、民が小船を並べて橋のようにして英雄を渡した」とされています。古代の英雄とは日本武尊のことでしょうか。
船の船首が橋から飛び出たような形になっています。
手形は120歳まで生きた泉重千代さんのモノだそうです。船橋名物の「ばか面おどり」の面がデザインされています。花は船橋の花「さざんか」かな。
■04.万代橋
テーマ「人」
欄干の手すりの部分に海の生物と人をモチーフにした彫り物が施されています。
人は海の恵みと共に生きているということ言いたいのでしょうか。
■05.栄橋
テーマ「音楽」
「手のひらを太陽に」の歌碑とモニュメントが設置が設置されています。
これはアンデルセンの「すずの兵隊」だと思うのですが、どのような理由でここに設置されているのでしょうか。「音楽」とは直接関係ないような...
■06.丸山橋
テーマ「ボランティア精神」
児童の教育や福祉のための浄財を募るため市内の各種団体で組織した「さざんか募金運動推進協議会」そのシンボルが「さざんかさっちゃん」です。
「さざんかさっちゃん」をデザインしたのが、漫画家であり漫画文化研究家の牧野圭一氏です。その関係性から日本漫画家協会の協力のもと、「ボラティアの船」が作成されたらしいです。
さざんかさっちゃんと弟の福太郎くんの像です。JR船橋駅構内にもさざんかさっちゃん像があります。
「ボランティアの船」には30人の漫画家さんがデザインした河童が乗り込んでいます。
絵柄でどの漫画家さんがデザインしたかがだいたいわかると思います。
■07.九重橋
テーマ「文芸」
太宰治氏は病気療養のため昭和10年頃、船橋市のこの近辺に越してきました。一年程度の滞在でしたが、船橋での生活に思い入れはあったようです。
補足:著作の「十五年間」によれば、太宰治氏が一番永く住んだのは三鷹町下連雀ですが、最も愛着が深かったのは船橋町だったそうです。
船橋市中央公民館の敷地内の広場に太宰治氏が大切にしていた「夾竹桃」が移植されています。
■08.新海老川橋
テーマ「祭り」
船橋名物「ばか面おどり」と音楽隊のオブジェが欄干の上に設置されています。
■09.太郎橋
テーマ「日本の童話」
太郎が主人公の物語のオブジェが欄干の柱に設置されています。
「桃太郎」、「浦島太郎」、「金太郎」、「ものぐさ太郎」
■10.富士見橋
テーマ「芸術」
女性の像が欄干の柱に設置されています。
■11.鷹匠橋
テーマ「歴史・自然」
海老川十三橋の中で唯一、木で作られた橋です。
■12.八栄橋
テーマ「スポーツ」
海老川の左右の土手がジョギングロードになっています。また、このジョギングロードはオリンピックメダリストの有森裕子氏の練習場でもありました。
有森裕子氏のモニュメントの件は下記でも取り上げています。
https://haranbanjyokirikirimai.hatenablog.jp/entry/2021/09/23/210752
船橋市のスポーツシンボル「汗一平(あせいっぺい)」くんです。
■13.向田橋
テーマ「農業・豊作」
海老川十三橋の終点。2羽のキジが餌を啄ばむ姿が設置されています。
この辺りは自動車の通行量も多く、歩道も狭く雑草に埋もれているのでたどり着くのが大変です。
3km程度の散策でした。散策道メインの場所だったので、自転車は手押しで行きました。短い距離でも十三か所訪れるのは大変でした。疲れました。帰りは下りなので一般道を一気に下って妙典に帰りました。
自転車往復:25km