街の小さな移ろいに気付きたい

『還暦ライダー』の生存確認日記

取掛西貝塚の展示を見に行きます「船橋市郷土資料館」

2023年10月14日(土)

船橋市郷土資料館で取掛西遺跡の展示会があるので行ってみました。

※本日は「ふなばし市民まつり」が船橋駅付近で行われているので、ルートを迂回して行きます。

【地図】

船橋市郷土資料館

今週のビックリドッキリメカは「KhodaaBloom RAIL ACTIVE」を選択しました。坂道が多いのも選択理由です。

蒸気機関車D51-125号の展示

船橋市郷土資料館の敷地内に蒸気機関車D51デゴイチ)が展示されています。キレイに整備されています。

1938年(昭和13年日立製作所にて製造。その後、東京、静岡、岐阜県(中津川)、広島にて活躍。1973年(昭和48年)に船橋市郷土資料館に設置。

動輪は4対です。D51のDはアルファベットの4番目のDです。よって、C62は動輪が3対です。

船橋市郷土資料館2階

2階には船橋の歴史や文化の展示が常設されています。

古墳時代の埴輪が気になった

いろいろ展示はあったけれど、おいらが気になったのが古墳時代の展示。埴輪の頭部や円筒埴輪が展示されています。竹ノ越古墳にて出土したらしいです。船橋での墳墓跡についてはあまり聞かないので珍しい。船橋市飛ノ台史跡公園博物館にも埴輪の展示は無かった気がするぞ。

小室台1号墳で出土した鉄製の大刀です。古墳の出土品でしょうか。船橋地域で唯一出土した大刀らしいです。小室台1号墳は船橋市で発見された初めての「前方後円墳」だそうです。ヤマト政権と繋がりのあるそれなりの権力者の墳墓があったのでしょうか。さびが盛り上がっていて、形状がよく判りませんが、銘とか出てくれば誰から贈られたものなのかが判るかも知れません。

※ネット調べたらこんなのがあった

小室台遺跡の前方後円墳です。全長32mだそうです。方墳の場所で大刀が発見されました。今は住宅街になってます。船橋で初めて見つかった「前方後円墳」なので残っていたらよい名所になったかも...

[参照元:広報ふなばし平成28年(2016年)1月1日号 2頁]

https://www.city.funabashi.lg.jp/shisei/kouhou/001/01/p041233_d/fil/2016_0101.pdf

船橋市郷土資料館3階(取掛西貝塚

3階は今回、特設展示となった取掛西貝塚です。令和3年に国史跡に指定されました。縄文時代早期の集落の遺跡で関東地区で最大級の遺跡です。

[取掛西遺跡の現地に訪問した時の記事]

https://haranbanjyokirikirimai.hatenablog.jp/entry/2023/04/09/202249

●取掛西遺跡の現地

現地は東葉高速飯山満駅が最寄りで、飯山満町1丁目辺りの少し高台の位置にあります。今でも広大な畑になっています。昔、住んでいた地域なので、こんなところで遺跡が出たの?ビックリしたことを思い出します。

縄文式土器

縄文時代早期なので模様の少ない尖底土器、丸底深鉢土器が多いようですね。

縄文時代の装飾品

ヤマトシジミの貝殻に穴が空いています。紐を通して首飾りのようにして使ったんでしょうか。ツノガイをビーズのように繋いでいます。ツノガイの装飾品の出土量は全国一だそうです。縄文時代の遺跡には権力者が身に着けるような豪華な装飾品ではなく、庶民が楽しみに身に着ける装飾品が多く見受けられます。

●獣の骨

取掛西貝塚からは食料にしたであろう沢山の獣の骨が出土しています。
(イノシシ、シカ、ウサギ、 タヌキ、キツネ、アナグマ、ムササビ、キジ、カモ、ハクチョウ、クロダイ、スズキ、コイ、フナ、アユ、 ヤマトシジミなど)。
このほか、木の実も見つ かっています(クルミ、ミズキ、ダイズ、ニワトコなど)。

自転車往復:35km