街の小さな移ろいに気付きたい

『還暦ライダー』の生存確認日記

変化する縄文の暮らし展を見に行く「船橋市飛ノ台史跡公園博物館」

2023年11月25日(土)

寒くなってきました。自転車乗るのに気合がいる季節になりました。でも、走りだしてしまえば関係ない。さぁ、今日はどこに行こうか。

【地図】

船橋市飛ノ台史跡公園博物館

縄文時代の遺跡、飛ノ台貝塚に建てられた博物館です。今回で4回目の訪問です。11月11日からイベントが開催されているので見学に行きます。今、気づいたけど建屋の正面のデザインは縄文土器を模しているんだね。

●変化する縄文の暮らし

1万年以上続いた縄文時代。1万年も続いた文明は世界に例がありません。文明というものは大概、戦争で滅びていきます。縄文時代には遺跡の内容から大きな戦争はなかったとされています。それでいて、地域間の資源や製造物のやり取りは行われていたようです。本当に平和な時代だったんでしょうね。そんな縄文時代の後期、人口も増え、文化的にも成熟してきた時代の船橋地区の展示です。おいらなりに気になった展示を紹介します。

●儀式と祭祀用の土器

儀式や祭祀に使われたと思われる土器です。注ぎ口が付いた土器や形状がそろばん玉のような形状の土器が出現してきます。文化が進化してくると儀式によって人と人との繋がりに証明や契約のようなものを求めるようになるのでしょうか。

 

 

●ミニチュア土器

実用性に乏しい小さな土器が出土しています。現代のフィギアみたいなものかな。昔から我々の考えは変わらないのかも。

土偶

縄文時代中期から後期に掛けて各地で土偶の出土が増えます。船橋地域ではあまり聞かなかったので新鮮な情報です。船橋では今までに23点見つかっているそうです。破片になって見つかることが多いのですが、聞いた話によると、病気治療に土偶を使っていて直してほしい部分を壊して治癒を願ったそうな。だから、破片で見つかるとのこと。

足の一部ですね。壊れてなければキューピー人形サイズの土偶になるのかな。是非とも全部見つかってほしい。

●土器の模様

土器の模様に作者のアデンティティを感じます。模様を考える際にいろいろな創造プロセスあったんだなぁと考えるとわくわくします、

自転車往復:16km