街の小さな移ろいに気付きたい

『還暦ライダー』の生存確認日記

ガッコウの下の遺跡展の見に行く-「飛ノ台史跡公園博物館」

2022年12月23日(金)

本日、代休です。朝から風が非常に強い。バタバタと窓が鳴っている。

寒いしどうしようか迷ったが、走りに行くことにした。

「飛ノ台史跡公園博物館」で「ガッコウの下の遺跡」展が始まっていたので行くことにした。

■飛ノ台史跡公園博物館に再びやってきた

今年の9月に飛ノ台史跡公園博物館に訪問しました。ずいぶん前のような気がします。

前回の記事は下記になります。

https://haranbanjyokirikirimai.hatenablog.jp/entry/2022/09/05/071027

■ガッコウの下の遺跡

前回、夏見台の公園にある遺跡でしたが、同じように船橋市内の学校下には縄文時代の遺跡跡が散在します。今回は博物館で学校下の敷地で発見された縄文時代の土器が展示されています。1階が展示エリアになっています。

今回も撮影申請をして撮影しています。

■遺跡の街、船橋市

船橋市内には地図に見るように遺跡がたくさんあります。人里離れた場所ではなく、今も栄えている中心街にも多数あります。遺跡跡ですから、後々、掘り起こすことがあると思われるので、公園や学校になったのではないでしょうか。

今回の展示は5000年前、縄文時代の中期、深鉢形土器の時代の展示になります。

縄文時代は1万年以上続いたとされています。文明としては有りえない長さです。また、見つかった遺体には戦った痕のある遺体は殆どなかったそうです。長い平和な時代が続いたのではないでしょうか。現代の人間にも学ぶべきものは多いですね。

※追記:訪問後、縄文時代についていろいろ調べていくと、文字で残っていなくとも、遺跡から縄文時代がいかに平和な時代であったか知ることができます。日本人として一番誇れる時代かも知れません。中期はその中でも一番栄えた時代です。今の我々がどう生きていかなければいけないか一番知らなければいけない時代かもしれません。

■展示の深鉢形土器

地面に埋めて使う先の尖った土器(尖底深鉢形土器)の時代が終わり、底の平たい深鉢形土器の時代が来ました。

おいらは縄文土器の模様に非常に興味が湧きます。当時の人の知性やセンスを感じます。模様の付け方で土器を作った人が繊細な人なのか大雑把な人なのかを感じることができます。

●不思議な模様の土器

展示場の正面には不思議な土器があります。奇妙な生物の模様が描かれています。アブとか蠅なのでしょうか。裏側には体をくねらせたヤモリのような模様があります。

さて、色んな土器を見ていきましょう。

●火焔型土器のはしり?

上部の装飾が複雑になってきました。火焔型土器のはしりでしょうか。

■おしゃれな縄文人

縄文時代の遺跡から装飾品が多く出土していたことが驚きです。ヒスイ、琥珀、貝で作った腕輪、腰飾り、垂飾り等出土しています。

女性の人骨には必ず、装飾品が付いていたそうです。女性のおしゃれは1万年以上の歴史があるんですね。

■縄文犬

こちらは通常の展示エリアからですが、犬との関わりは縄文時代からあり、猟犬や愛玩犬として飼われていたようです。亡くなると埋葬されるなど丁重にされていたようです。下記は藤原観音堂貝塚から発見された骨格から復元され「飛丸」と命名されています。

■3階のジオラマ

実物の展示もいいですが、縄文時代当時の生活を感じさせるジオラマが好きです。前回も写真を撮ったのですが、もう少しキレイに撮れないかなと再挑戦です。小さい人形ですがとても表情が豊かです。

2階、3階は常設展示エリアになっています。こちらも楽しんでください。

 

自転車往復:14km